産業廃棄物とは

産業廃棄物の概念

産業廃棄物は、「産業」と「廃棄物」の2つの意味を兼ね備えています。

全体的な概念図は以下のようになります。

産業廃棄物とは

このように、ごみ(不要物)のうち、有用でないものを廃棄物といいます。

さらに、廃棄物は「産業廃棄物」と「一般廃棄物」に区分されます。

産業廃棄物の種類

産業廃棄物とは「事業活動に伴って排出された廃棄物」のうち、以下のものををいいます。

表0102

「事業活動に伴って排出された廃棄物」

これは、廃棄物の性状や種類によって産業廃棄物か否かを判断しているわけではないことを指します。
例えば、木材工場で排出された廃棄物は産業廃棄物になりますが日曜大工で生じた木くずは産業廃棄物ではありません。
同様に家庭から排出された紙くずは産業廃棄物ではありませんが、製紙工場から排出された紙くずは産業廃棄物になります。

 「排出事業者責任」

産業廃棄物を排出する事業者のことを排出事業者といいますが、排出事業者は、産業廃棄物を自ら適正に処分するか、適正に処理する業者に依頼しなければなりません。

「特別管理産業廃棄物」

廃棄物産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有する次のものを特別管理産業廃棄物として、普通の産業廃棄物と区別しています。
※特別管理産業廃棄物はコチラ